CG 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!! メラド Day2
最高のメットライフドーム、僕の心にブッ刺さったのは案の定 Day2 でした。
それはやはり担当の1人 橘ありす が出演するということもありましたが、セットリストの構成と曲の内容が、まったく想定していなかった部分であまりにもクリティカルに僕の心を貫いてくれたからです。
以下にそれを記します。こちらが本番です。長いぞ。
※ ちなみにこの日、僕の注目は 橘ありす (佐藤亜美菜) さん と 新田美波 (洲崎綾) さん でした。
※ あまり長くない Day1 の感想はこちら。
ある意味では、体にブッ刺さったのは Day1 の方と言えるかもしれません。
taishi-ps-etc.hatenablog.com
Day2 (2018/11/11)
G8ブロックの後方。花道すぐ脇のゴッド席自引きはゴッド……
もう一度言います、ここから長いぞ。
ドレミファクトリー!
まさかボクは『ドレミファクトリー!』で泣く世界線に生きていたとはね……驚きだよ……
マジでビックリしましたね。「いや来るの早くない?w」とか言いつつ (早速1俊龍ポイントゲット!) なんて思いながらありすのペンラを光らせてるんるん振ること約1分半。1サビ。
橘ありす (佐藤亜美菜)「このステージが大好きだから」
ぼく「!!?!??!??!?(大瀑布)」
という趣です。いやそこオリジナルでしょ、音源でもそうでしょ、というツッコミは生者はいずれ死ぬというくらいに真理でもうホント何も言い返せないですすみません!僕としたことが!ドレミはそういう意味でエモい曲だという認識がなかったです!!!!!
この曲で涙を流したことで、僕は 橘ありす (佐藤亜美菜) で泣くときに、ありすで泣いているのか亜美菜さんで泣いているのかわからないということがわかりました。(日本語バグ)
しかしだってよく考えてください。『ドレミファクトリー!』って、"橘ありすのイメージ" とは違う曲じゃないですか。
元来「将来は音楽に携わりたい」と、その一環としてアイドルを始め、かわいいだとか子供らしいなどのイメージが付随する仕事を与えようものなら「なんですかこれは!」とぷりぷり怒っていたありす(かわいい) がですよ。
こんなにも天真爛漫な曲のステージを「大好き」だと言い、あんなにも笑顔で歌い踊っているのです。
確かにこれは仕事だし、彼女はなんだかんだ仕事はしっかり遂げる子です。
だが、しかし、だからといって。あんなにも楽しそうな笑顔が、本物ではないと。そう思えた方は、きっと少ないのではないでしょうか。
あのセンターステージには、間違いなく、「楽しい楽しい!」と等身大で笑い歌う橘ありすがいたのだと、僕は心からそう思えたから。
そして、「あそこで笑っていたのはありすだ」と、そう思わせてくれたのが他ならぬ佐藤亜美菜さんであるという点も、彼女のバックグラウンドを(後追いではありますが) 知る者からすれば、非常に、ともすれば何よりも、重大なポイントで。
この話は非常に長くなるのでかなり割愛しますが、常人には到底出来ないほどの努力を以てしても正当に評価されない不遇の時代を、それでもその組織が好きだからと耐え忍び続け、葛藤の果てに積み上げた努力が正しく評価されると感じられる世界と出会い、それでもなお葛藤を続けた末にその世界へ進み、【 ボイス獲得総選挙 1位・橘ありす 】という大役を射止めたのが彼女です。
役の獲得にあたっても影ではやはり並大抵でない努力をしていたものの、そんなことは知る由もない我々から出自を理由に心無い非難を浴び続け、弁明らしい弁明をすることもないまま迎えた初舞台で見せた圧巻のパフォーマンスで彼女が橘ありすなのだと、彼女と出会えた橘ありすの未来は明るいのだと、そう我々に認めさせてくれたのが彼女です。*1
そんな彼女が、いま、「このステージが大好きだ」と、笑顔で歌っている。
「ありすには (不遇だったあの頃の) 自分と同じ想いをさせたくない」(大意) と、そう言ってくれる彼女が、いま、「このステージが大好きだ」という想いを、ありすと共有して歌ってくれている。
こんな幸せなことってありますか…?
…これを書いていてやっと気づきましたが、別にあの日の僕の涙は、どちらか片方に向けて流れたものではなかったんですね。
ああ、こんなにも幸せなことって、あるんですね…。
極端にハイコンテクストかつパーソナルなエモーション語りで非常に申し訳ないですが、これだけはどこかに、どうしても記しておきたかったので。
佐藤亜美菜さん。
僕が出会ったありすは、あなたと出会った後のありすです。
あなたの声、あなたの演技、あなたの情熱や努力がなければ、僕は、これほどの想いを抱ける存在としての橘ありすと、出会えることはなかったでしょう。
橘ありすと出会ってくれて、向き合ってくれて、愛してくれて、ありがとうございます。
これは、ありすの声優が、他の誰でもなく。
あなたであったからこそ、抱けた想いです。
本当にありがとうございます。
これからも、あなたとありすが共に歩む未来を、そばで見守っていきたいです。
メルヘンデビュー!
これはもう……言わずもがなですが………。
第7代シンデレラガールのステージは、彼女にしかつくれない、あたたかで、やさしくて、強く、たくましく、明るいステージでしたね。
声を枯らして叫びたいと、彼女に届けと、あなたに届けと、気づけば一心に安部菜々 (三宅麻理恵) さん を応援する自分がそこにいて、それがとても心地よかった。
他の誰にも出来ない、圧巻の、最高の、パフォーマンスでした。
銀のイルカと熱い風 → Virgin Love → ハイファイ☆デイズ → Orrange Sapphire
たくさんもってたゆーおーがとってもすくなくなりました。
たのしかったです。おしまい。
in fact → Voyage → わたぐも → キミのそばでずっと
何もできず、ただ、流れる涙をそのままにして立ちすくんでおりました。
ここについてはかなり色々と考えていることがありまして…。
出来るだけ近日中に別の記事を2つ立てて言及する予定ですので、少々お待ち頂ければ幸いです。
ただひとつ言えるのは、僕にとっての Day2 のハイライトはここだ、ということ。
本当に、心から、よかった。
You're stars shine on me
冒頭の挨拶で上坂すみれさんが仰っていた "ズヴィズダー" とは、このことだったのかな、と。
クレイジークレイジー
待って。許してほしい。
だって連日聴いたっていいもんはいいんだよ……君だってそうだろ……。
前述の通り、メットライフドームの構造とG8ブロック後方という僕の席位置もあって、低音がすこし散ってしまっていた感触だったためサウンド的には Day1 の方が良かったんですが、同じく席位置のお陰で演出等はすべてほぼ正面から見られたので、それは本当によかったです。得難い経験でした。
共鳴世界の存在論
いや~~~僕この曲メッチョ好きで、その時のメンタル次第では "存在証明" を叫ぶこの曲で泣いてしまうんですがとにかく好きで、けどこの日はクッソアツく盛り上がれたんですね。
や~~~~~~楽しかったなあ。
……と、ここで終わりたかった。終わりたかったなぁ~~~気づきたくなかった。
めんどくささバチクソ発揮してしまうんですけど、 よく考えると、これはどうなのか、と。
デレステ版『Lunatic Show』の悲劇の再来なのでは、と。思ってしまったわけですね、ふと。
何故かって、これが 二宮飛鳥 (青木志貴) × 速水奏 (飯田友子) での披露だったからです。
ちょっとコレについてはいずれ、(出来るだけ肯定的に捉える方向で) 真剣に考えたいのでここで安易な結論を出すことはしませんが、正直この曲を2人でやるということには、かなり神経質になってしまう派です。
その理由の核となる部分だけ書いておくと、端的に言えば、「これって飛鳥のための曲じゃないの?」ということです。
なにもこの曲に限った話ではありませんが、カバーをやるにあたって、僕には絶対に越えて欲しくない一線というものがありまして。
それは何かというと、「その曲が誰のことを歌っているか」という部分なんですね。
曲のテーマが抽象的であればよし。
しかし、(仮に表現は抽象的であったとしても) それが本人(たち) のことを表した歌詞なのであれば、それ以外のアイドルがその曲を歌うには、納得するに足る理由や文脈が必要だ、と。
どうしても、どう頑張っても、そう思ってしまうわけです。
クソめんどくさいでしょ~。笑ってくれ。
Memories
上にあんなことを書いた直後にコレを書いたら見る人が見ればブチギレ案件になりかねないとは思うんですが、いや本当に申し訳ないなと思いながらではあるのですが、白状します、ごめんなさい、正直に言います、僕はあの日、この曲で、出来る限り抑えたつもりですが、、、なおかれのライトを振りました…。
心が、まだ、福岡なんだ……。
だけど、いやそんな解釈は都合が良すぎるだろと言われるかもしれないけれど、5thLIVE TOUR 福岡公演で見せてくれた 北条加蓮 (渕上舞) × 神谷奈緒 (松井恵理子) による『Memories』は、僕がずっと前から持っていたカバー基準では明確なアリなんですよ…。言い訳ではなく…。
これについてもいずれ何らかの形で言及したいのですが、あまりにも長くなりすぎるので、申し訳ないですがここではまだ深くは触れません。
ただ、この日なおかれのライトを振ってしまったことについては、どうしても衝動に抗いきれなかった結果だとは言え、やはり罪悪感というか、そういったものはあって……正直すこし反省しています。
ご気分を悪くされた方、いらっしゃいましたら申し訳ありません。
しかし、それはそれとして、
本家本元の『Memories』は、顕現する女神かのような、圧倒的な迫力がありました…。
儚く繊細で、強く気高く美しい、LOVE LAIKA というユニットの神髄を見たと、心から思った瞬間でした。かっこよかった……。
Tulip
正直、Day1 でもやったし Day2 はないのかな、と思っていました。*2
先輩美嘉P「チューリップって春の花じゃん?」
僕「た~~~~~~~しかに!!!!」
という偏差値5もない受け答えをしていたこともあったので…。
しかしやってくれましたね!いやぁ痺れた!
僕、"絶対強者" って大好きなんですよ。
神崎美月とかWMとかS4とか。麻倉ハオとか跡部景吾様あたりも好きでした。
強者としての自信、余裕、プライド。
勝者として君臨し続ける責任。
強者であるが故の葛藤。孤独。渇望。
そういう存在に、その在り方に、昔からどうしたって憧れちゃうんです。
僕の中では、LiPPSってそういう存在なんですよ。
絶対的な顔面力。圧倒的な才能。
普段がどんなに手本にならない存在であったとしても、いざ本番の舞台に立てば一瞬たりとも目を離せない超常的なパフォーマンスを見せつけ、粟立つほどのプレッシャーを放ち、努力ではどうにもならない壁を押し付け、遥か高みから力で捻じ伏せるステージで以て黙らせる。
ラスボス感、と言い換えてもいいですが、とにかくそんなイメージなんですよ、LiPPSの5人って。*3
それを完全なリアルとして感じられたのが、今回のメットライフドームでのステージでした。
メインステージに一列に並んだときの迫力。花道に優雅に歩き出したときの壮麗さ。
この世で一番美しいのは彼女たちだと、一切の疑問の余地なく信じられたあの至高の4分間。
カッコよすぎて涙出たんですよ……。マジで震えた……。
ちなみに、まったく同じ涙を流したことのある唯一の作品がこちらです。
後半のS4のステージのラスボス感、マジでカッコ良すぎて涙出てくるからね。観て。
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Absolute NIne
しかし!!!物語は続くのです!!!
まさかの new generations による『Absolute NIne』。反則でしょ…。
ニュージェネってズルくない?何やったって画になっちゃうじゃん。ヒドいよ、あんなにカッコいいんじゃ何も言えないじゃん…。
みなさんは何を感じましたか?
僕の心にあったのは、ただただ圧倒的な主人公感でした。
絶対君主 LiPPS の統治する世界に異を唱え、誰も破ろうとしなかった禁忌さえ破り、"限界などない" と、"自分だけの旗を掲げる" と、"憧れた未来を叶え届ける" と。
"この歌で絶対に勝ち取る" と高らかに宣戦布告する、そんな圧倒的主人公感。
ああ、この3人ならばあるいは、と希望を抱かせるヒロイズム。
最強のステージを魅せてくれた LiPPS のイメージがオーバーラップした結果生じた純度100%の捏造ストーリーですけれど、『Tulip』から続いた『Absolute NIne』という流れのお陰で、曲中にずっとこんなことを考えながらカッコよさに悶えていたのでした。こういうのが本業です。これからもよろしくね^^
こんなところでしょうか。
強いて一点だけ不満…というよりは残念だった点を挙げるならば、「絶対やるでしょ!うひょ~~~楽しみw」と思って疑わなかった『夏恋 -NATSU KOI-』がなかった点ですね…。
「MASTER SEASONS」シリーズ屈指の名曲にしてAJURIKAさんの "Nの系譜" にありすが連なった記念すべき曲である大好きな『夏恋 -NATSU KOI-』。
聴きたかったなあ…。いつか、オリメンで。絶対!
と、そんなこんなで改めて、この辺りで結びとします。
一 旦 は 。
次の記事は Day2 のバラード4曲に関しての、これまた長~~~くなりそうな考察の予定です。
出来る限り近日中に公開する心積もりでおります*4ので、その際には何卒、諸々ご容赦のうえでお時間拝借できましたら幸いです。
では、ここまで読んで くださった方がこの地球上にいらっしゃるのかは甚だ疑問ですが くださって本当にありがとうございました。
ここまでがあなたにとって、どうか有意義な時間であれかしと願っています。